20141109
(RICOH GR)

武者リサーチから相変わらずの超強気なレポートが届きました。

しかし、日銀による追加金融緩和「黒田バズーカ2」によって現実化するかもしれませんので、上振れリスクとして認識しておくにはいいと思います。

2015年末に日経平均が24,000円を目指す考え方を紹介したいと思います。

 

Don’t Fight BOJ、黒田氏の覚悟を信じよう


「中央銀行には逆らうな」、は株式投資の鉄則である。中央銀行は金融政策を通して流動性(金融資産の購買力)を制御し市場価格に大きな影響を及ぼすことができる。
NY市場でDon’t fight the FEDと言われているのと同様に、日本では日銀のスタンスが市場価格に圧倒的影響力を持っている。

今回の追加金融緩和によりETFの買入れ金額が「1兆円」から「3兆円」と3倍になりました。
この効果を詳しく書くと以下のとおりになります。

取引時間中にまとまって出てくる買いの額としては、マーケットに与えるインパクトは十分だ。
年間3兆円購入するとすれば、年間営業日を250日として、1日当たり「必ず」120億円買う必要がある。
さらに中央銀行が株式を購入するというアナウンスメント効果は小さくない。
参照:〔クロスマーケットアイ〕荒れ始めた日本株市場、日銀ETF買いめぐり思惑交錯|Reuters

実際には、追加緩和後の最初のオファー金額は380億だったので、3営業日に一度は日銀が買入れを行うことになるということです。

いままでは、前場に1%と下がると買いが入るといいのが通説でしたが、相場下がらくても買いが配ということです。

まさに「Don’t Fight BOJ」。戦っても無駄な気がします。


金融政策でデフレは終わり、デフレ終焉は自動的に成長率を高める


今後の日本を二段階で考えるべきだろう。
先ずアベノミクスで円高デフレ脱却、その先の改革で世界の経済大国日本復活へ、である。
日本の成長分野である医療、教育、農業は既得権益の巣窟、それらを規制緩和・自由化し、競争を導入し、資源を誘導しなければならない。
TPP参加を梃子とした構造改革、社会保障と労働の規制改革推進が実現できれば日本は再度世界に冠たる、高生産性経済大国になるであろう。
第一段階だけでも日経平均は20,000円、第二段階が進展すれば日経平均は30,000円から40,000円への展望が開けていくだろう。

いわゆる第3の矢。
日銀はやることをやった。次は、政府の番。この声が聞こえないのがすごく不安。
消費税率は10%に上げるだろうけど、それだけで終わるのは、ホントに勘弁してほしい。

これは、安倍首相に期待するところ。

そもそも武者リサーチってなに?


武者陵司の情勢分析・予測を求める方々のより近いところに立つために、「株式会社 武者リサーチ」を設立いたしました。
武者リサーチは、「論理一貫」「独立不羈」「歴史的国際的視野」をモットーに、経済と金融市場分析と中長期予想を目的とし、調査レポートなど情報サービスの提供を続けて参ります。
何故的中したのか、何故外れたのかという過去の総括と理論化を出発点とし、継続的にレポートを提供致します。

代表 武者陵司のプロフィール

大和証券から企業調査アナリスト(繊維、建設、不動産、自動車、電機・エレクトロニクス)としてスタートし、大和総研企業調査第二部長を経験した後、ドイツ証券入社し、調査部長兼チーフストラテジスト経て、同副会長兼チーフ・インベストメント・アドバイザーに就任。
その後、武者リサーチ設立。

サブプライム危機の際にも2007年7月以降日米株式に強気スタンス維持して、いつも励まされていた思いがあります。

武者リサーチ



武者リサーチの投資意見 | 武者リサーチ



2015年末、24000円視野に | 武者リサーチ


武者リサーチ株式会社:http://www.musha.co.jp/


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